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承認欲求

嫌われる勇気という本を読んで、今では承認欲求は意味がないと気づきましたが、若い頃は承認欲求が強くて誰かに認めてもらうことで自分の存在意義を感じていたように思います。

なので、友人と接するときにもよく自慢のようなことを言ってたみたいです。

それはきっと劣等感が強かったからです。

小学生の頃は自分の能力だけで人から認められていたのに、中学生に近づいてくると実家がお金持ちかどうかで評価されるようになっていきました。

自分は貧乏の子で、長屋に住んでいましたし、自分の部屋なんてあるはずもなく、友達も呼べませんでした。

 

それは子供である自分の責任ではないのに、なぜか馬鹿にされているのが悔しくて仕方がなかったです。

能力的にはすべてが中の上の自分は、きっと楽しい学生生活が送れたのだろうと思います。ですが、自分が貧乏だというのを知られたくなくて、人と深く接しようとは思わなくなりました。

そう考えてたから、とうとう高校時代に誰とも向き合いたくないと精神を病んでしまったのかもしれません。

自分のスペースが布団を敷くための1畳だけ。これは思春期の自分には地獄でした。

早く家を出たいとずっと思っていました。

そうしたら高校を卒業したら働いて自分の快適な暮らしをすればいいのに、対人恐怖症になっていた自分は、人と会話することが恐怖で何もできなくなっていました。

ここに至った原因は他にもたくさんあるのですが、それはおいおいと言うことで、とりあえずは承認欲求について戻りたいと思います。

 

子供だから親から認められたいと誰もが思うと思うのですが、私の親は絶対に褒めてはくれませんでした。

小学生の頃は100点はミスがなければ取れると思うのですが、中学になるとテスト勉強を全然しなかったので、70点くらいが平均でした。それでも普通よりは良かったのかなと思うのですが、なぜか母親からは否定されます。

ある時、あまりに腹がたったので、その時のテストでは前もって勉強をして万全な体制でテストに臨みました。

そうして95点くらいを取ることができたので、それを母親に見せたところ・・・

「2問間違えてるやん」

って言われた時に、自分の中で何かが弾けました。

この人はもう無理な人なのだと悟りました。

この人に褒めてもらおうとすることは無駄なのだとわかった時、もうその時から自分はグレていたのかなと思います。

 

うちの家族はみんな否定的な人たちで、いつも何かに批判しています。

そんな家庭に育ち、自分は否定されることを極端に恐れるようになり、完璧を求めるようになりました。

それが生きるためには失敗するマインドなのだとその時はわからず、大人になってから気づいた時にはもうすでに潜在意識にまで浸透していたので、簡単には改善できなかったです。

 

本当は、人生は失敗して、そこから学んで成長していき、それを繰り返すことで成功することができるのに、自分は失敗が怖くて何にも挑戦できない人間になっていました。

今思えば、人生を無駄にしてしまって、せっかく頂いた人生なのに神様に申し訳なく思います。

 

こんな性格だから、承認欲求に依存してしまうのも納得できると思います。

 

人から認められるように生きるのではなく、自分が何をしたいのかを考えて、自分の人生を生きるべきでした。

私はまだ自分の人生を生きられていないです。

でも、少しずつでも前に進んでいます。

まだまだ語りたいことはたくさんあるのですが、一度で完結させるのではなく、徐々に紹介していきます。

ここで自己啓発で一番ためになった本を紹介しておきます。

この本は何度も紹介すると思います。

何度読み返しても、その度に思い知らされる本です。

ここには自分がそうなんだろうと本当は深層心理でわかっていたことが書かれていて、こうやって文章にまとめられるとそれまでは気づかないふりをしていたのに、もう逃げられないって気にさせられます。

読むのが苦しくもなりますが、いつまでも逃げていられないので、自分の本質と向き合うのに最適な一冊だと思います。

まだ読んでいない方は一度読んでみてください。