世の中のためになることをしたいと思ったのはもう十年以上も前になります。
その時から何をすれば世の中の役に立つのかを考えいたら、行き着く先は街をきれいにしようと言う事でした。
道端に落ちているゴミ。大雨の後に河川敷に流されてきたゴミ。
これらが自然破壊をしているのは知っていたし、そのせいで生き物の健康も害していることがたびたびSNSなどでも取り上げられています。
それを知るたびに胸が痛かったのですが、では自分に何ができるのかと考えると、何もできなかったのが現状です。
画期的なリサイクルの技術を生み出す知識もないし、またお金もないからその分野で起業なりボランティア活動をすることもできませんでした。
自分はなんて無力なんでしょう。
それでもゴミ拾いくらいはできるでしょ?
という思いは常にありました。
たかだか一人の人間がそこら中に落ちているゴミを拾ったくらいで自然が守られるわけはないのはわかっていますが、どれだけ小さくてもやらないよりはやったほうが良い。
そうは思っていたのですが、必要以上に人の目を気にする性格ゆえに、ゴミ拾いさえできずにいました。
自分には関係がない。
捨てる人間が悪い。
バチがあたればいい。
そう思うようにして逃げていました。
けれど、煙草の吸い殻やプラスティックの破片など、それらを鳥が食べてしまって死んでしまったらどうしよう。
散歩中の犬が食べてしまったらどうしよう。
野良猫が食べて病気になってしまったらどうしよう。
そう考えると、少しでもどうにかしたいと思うようになりました。
自分が動物を飼うようになってから考え方が変わった用に思います。
そうしてゴミ拾いを実践することにしたのですが、2021年現在はコロナ禍の真っ最中なので、誰かが触ったゴミを素手で触ることに抵抗がありました。
最近のゴミの中にはマスクなども多いのでなおさらです。
そこで、こんな商品があれば良いのになって思っていたのが、ちりとりとゴミ袋が一体になったものです。
これならゴミを素手で触らなくてもいいし、ちりとりに入れたゴミがそのままゴミ袋に入れば、毎回ゴミ箱に捨てに行かなくて良いから、近場の掃除だけでなく大きな範囲の掃除もできます。
そうしてそんな商品を探していたけれど、輪っかになったタイプのちりとりしか売っていなくて・・・。
「そのアイデア少し惜しい。もっとこうすればいいのに」
なんて思うのが2つほどありました。
残念なだけにあまり売れていないのか話題にはなっていなかったです。
ほしいのはそういうのではなく、こういうのなんですということで、これから百均アイテムを改良して、掃き掃除が楽になる商品の作り方を紹介します。
本当はこういう感じの商品を開発したいのですが、特許のとり方や商品化のやりかたなどがわからず・・・(一応調べては見ましたけれどかんたんにできなさそうだったので)。
いずれノウハウがわかればやってみようと思いますが、今はアイデアだけで誰でもすぐに使えるように紹介したいと思います。
これを利用して街の掃除をしてくれる人が増えたら嬉しいなと思います。
これはDAISOで売っていた、ちりとりとほうきが一体になった商品です。
これを改良して掃き掃除が楽になる商品を作りました。
まず、ちりとりの底をくり抜きます。
このプラスティックは比較的柔らかかったので、カッターナイフでも切り抜くことができました。(不器用な方はくれぐれも注意してやってくださいね!怪我に注意)
そしてピタックという配線を壁にそって固定する商品があるのですが、これも百均で手に入りますので、それを三点に取り付けます。
後ろから見た画像です。
底につけたピタックにレジ袋の取っ手の部分を引っ掛けます。
上の柄の部分にあるピタックにもう片方の取っ手を引っ掛けたら出来上がりです。
横からの画像がこちらです。
ここで注意すべきは、大きめのレジ袋だと取っ手の部分が長すぎて、ちりとりとレジ袋に隙間ができてしまいます。そうするとゴミが隙間から落ちてしまいますので、大きめのレジ袋の場合は取っ手の部分を二重に巻いて短くするか、そもそも取っ手を利用しないでレジ袋の側面をピタックの先端に刺して固定するのも良いと思います。
正面からみた画像です。
道端に落ちている吸い殻やビニールなどのゴミを、ほうきで掃きながらそのままちりとりを経由してレジ袋に入れることができます。
ちりとりを持ち上げると、ゴミがレジ袋の底に入っていきますので、家の前だけでなく散歩のついでに清掃活動ができることになります。
実際に筆者はこれを利用して、週に1〜2回くらいは朝の散歩の時にゴミ掃除をしていいます。
本当はもう少し大きければペットボトルもそのまま入るのになって思いますが、これだけでもかなり使えます。
一度、みなさん試してください。
そして吸い殻やマスクなどが、とても多く捨てられていることを実感してください。
動物たちが誤飲することのないように、きれいな街づくりを心がけましょう。
なんて偉そうなことを言ってみたものの、若い頃は捨てる側だったので本当に今は反省しています。
地球に対しても申し訳なく思っています。
良いことをして褒められたい訳ではなく、今は贖罪かな・・・。
*もしもこのアイデアの商品化に協力したいと思ってくださる方(業者など)がいましたらご連絡ください。今は特許などを取ってないので、良いと思ってくださった方は連絡なしに勝手に作るんでしょうけれど・・・。ちょっとお金儲けしたいなってスケベ心がでてしまいました。